【セレクトハウス(明治工学)ただ今建築中ブログ】
『世界で一番美しい建築デザインの教科書』で読書の秋
読書の秋ということで、『世界で一番美しい建築デザインの教科書』を読みました。

『世界で一番美しい建築デザインの教科書 7人の巨匠に学ぶインテリア・家具・建築の基本』エクスナレッジ

冒頭にこのように書いてあります。、

建築とは、単に構造物を建設する事ではなく、
私たちが生き生きと生活することができる場所を作り出すことである。

本書は、家具・インテリア・建築・都市という領域を横断し、
建築を総合的にデザインするための様々な理論を学ぶための教科書である。



ヤコブセンの建築例

絵本のような雰囲気で、難解な建築用語も出てこず(用語辞典が最終ページにあります)、ぱらぱら眺めながら知識を吸収するのに最適だなと感じました。

家も、家具も、インテリアも、建築士がトータルデザインする。という内容が
巨匠たちの例を挙げながら、あらゆる角度から説明されていくのですが、
登場する7人の巨匠はこちら!
ライト、ミール、コルビュジエ、リートフェルト、アアルト、プルヴェ、ヤコブセン。


建築に興味がなくても、
アルネ・ヤコブセンの名前はインテリア好きなら知ってるのでは。

彼は、建築への想いが高まりすぎて、ホテルを手掛けるとき、照明やドアハンドル、ナイフに至るまでオリジナルデザインにこだわり、総合的にデザインしました。その過程の一つとして誕生したのがエッグチェア。


ヤコブセン エッグチェアのコンセプト


見た目のデザイン性の高さはご覧の通り。
しかし、エッグチェアの神髄は座ってはじめて分かります。

座ると両脇のヘッドレストが視界を程よく遮り、
ホテルのロビーのような人が大勢いる空間でもパーソナルスペースが誕生させます。

これが実に画期的!




オブジェとしてもホテルの品格を上げ、
椅子としての機能も申し分ない。

この考え方こそが建築的。と、本書は述べています。
使用者の人間的尺度や動き、その空間へのニーズを丹念に汲み取り、
それをもとにデザインする。

たしかにこの発想は、住宅でも家具でも都市でも同じことですね。
ヤコブセン以外の巨匠のこだわりもとても面白かったです。

日常で使うナイフから、都市計画といった壮大な考え方までもデザインする。

建築士はアーティストではありません。
住んでくださる方の住み心地を追求する事は、間違っていない!
そう、再認識させてくれる本でした。


実際に住む人の生活を想像しながらの設計、
周辺環境との調和を図ったデザイン、
安らげるデザインと美しい形態の調和。

お客様との話し合いを重ねて、家を創りあげていきます。

また、家具は(有)井野元建具[inomoto]|に造作させています。
建具も家具も本当に素晴らしいものを作ってくれて、
私の家にふさわしいと感じています。



すべては住む人の暮らしやすさの為。
建てた家がこちら。セレクトハウスの施工事例


暮らしやすい家に自信あり!
福祉住環境コーディネーターの資格を有し、動線にもこだわってます。
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理想の家の設計図を書いてもらうとき、意外な落とし穴
料理したことのない人のレシピで、ごはんを作りたいと思いますか?
味見しない人のレシピで作ったごはん、食べたいですか?

私は申し訳ないですけど、遠慮します!


建築業界では、そんなレシピが堂々と通っています。


おさまり」という言葉をご存知でしょうか?
大工さんはよく「おさまりがいい」「おさまりが悪い」という言葉を使います。
( →★家を作るのは大工。腕のいい大工の見つけ方

設計図の図面上では成立していても、実際に施工することができない。
そんな実現不可能なとき、「おさまりが悪い」と表現します。

デザイン時には見栄えがよく、お客様の受けもよいのですが、
現場で「無理でしょ」と職人に突き返されて、再デザインすることになります。

家は、設計士だけでなく、職人さんの手で作られています。
だから、もめる原因となり、時間も手間もロスします。
誰も得しない、損をする状態です。

デザインを売りにしている住宅に多いのが、とても残念です。

家の設計図 間取り 画像

おさまりがいい家って、施工時していて気持ちがいいもんです。
家を作りあげていく工程で無駄がないので、予算も抑えられます。
初めに思い描いた理想の家を、変更せずに実現することができます。

見た目はいいけれど実現不可能なレシピ。
作りながら修正が入るレシピ。

せっかくの家づくりが台無しにならないよう、
現場経験がある、とまでは言わなくても、
現場の意見を熟知している建築士を選びましょう!

セレクトハウスを設計しているのは、現場での大工経験もある建築士です。だから「おさまりのいい」家を描くことができます。

当社が提案するムリ・ムダのない家づくりは、
設計の段階から始まっています。

ちなみに、福祉住環境コーディネーターの資格も有するため、老後も安心で快適な住環境を提供しています。

新潟市中央区で開催するオープンハウスでご説明できれば嬉しいです。こちらの家はトーヨーシステムキッチンも使っています。★TOYOキッチン(トーヨーキッチン)の魅力 

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にいがたの近代建築 −明治・大正・昭和戦前期の建物− みなとぴあ展示
みなとぴあ 新潟市歴史博物館で開催中の企画展示
「にいがたの近代建築 −明治・大正・昭和戦前期の建物−」

を観てきました。

新潟市は日本開港五都市としての歴史があり、
西洋文化を取り入れた近代建築が現存する街でもあります。

といっても残念ながらその多くは姿を消していますが、
旧新潟税関庁舎棟札・旧第四銀行住吉町支店などを展示。

取り壊されてしまった旧県庁舎や新潟証券取引所などの写真公開。
埋め立てられた堀もそうですが、
もし今も残っていたら、新潟の貴重な観光資源となっていたでしょう。


みなとぴあ 新潟市歴史博物館で開催中の企画展示<br />
          「にいがたの近代建築 −明治・大正・昭和戦前期の建物−」 ちらし

水と土の芸術祭がもうすぐ始まりますが、
新しいことに取り組む姿勢も、
芸術を市民の生活に取り入れる試みも素晴らしいですが、
古くてよいものを残していくこと、
伝統を正しく評価し受け継ぐ、
そんな長期的視点を持つことも新潟には必要じゃないでしょうか。

それにしても、この時代の建築にはロマンを感じます。
未知の分野の技術に取り組んだ人たちの心意気。
模倣するにも知識とセンスと腕が必要です。

いい職人さんがたくさんいた。
それが正当に評価された。
いい時代ですね。

2012年6月10日(日)まで。
みなとぴあ 新潟市歴史博物館 ホームページ



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